サツドラホールディングス株式会社

毎回違ったテーマで会員企業様へインタビュー。
インタビューを引き受けてくださいましたのは、
サツドラホールディングス株式会社(以下、サツドラHD)のグループ会社、株式会社シーラクンス 代表取締役フェロー 藤澤 義博様です。
今回のテーマは「街づくりと人づくり」についてです。


藤澤 義博様へのインタビュー

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株式会社シーラクンス 代表取締役フェロー 藤澤 義博様


株式会社シーラクンス様の事業ではプログラミング教室をされていらっしゃいますよね。

はい、私自身のお話からで恐縮ですが、私は前職時代、航空会社に約25年間在籍し、在職中は計13種の業務を経験させていただきました。業務を通じてアメリカに行ったり、中国に行ったり、色々な国を見ていく中で、日本と海外の違いを肌で感じるようになっていったんですね。自分も子育てをしていく中で、PTAの会長を経験させていただき、学校教育に近い場所にいましたので、日本の教育について考えるようになりました。日本とアメリカの違いは何かを考えたときに、やはり教育だなと。

特に北海道では子どもたちの教育機会の格差が広がっていると感じています。2017年、小学校で2020年からプログラミング教育が始まるということを知りました。 北海道に帰ってきて、函館の友人たちと小学校でプログラミング始まるんだよという話をしていたのですが、誰も知らなかったですし、札幌でも同様でした。関東では保護者の教育意識が高いので、情報が早く、3年後、5年後どういう状況になるのかを見据えて習い事を考える方が多いのですが、地方に行くとそういう状況を殆ど知られていないんですよね。

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そういった危機感がある中で、たまたま出身地の函館にある公立はこだて未来大学大学院の博士(後期)課程での研究機会に恵まれて、前職を退職し起業しました。そこで、始めたのが、地元の子どもたちにプログラミングを教えたいと考えてプログラミング教室を開校しました。

どういった研究をされていらっしゃるのですか?

これからの学び方って変わっていくじゃないですか。教科書とノートでの学習と、パソコンでの学習では違うはずだと仮説を立てています。 スクールの子供たちを観察し、子供たちにどういう変化があって、どういう成長をしていくかについて研究をしています。

昨年からオンラインでの授業を取り入れる学校も増えていますよね。

そうですね、例えばですが、小学生1年生、2年生に画面を見続けなさいというのは無理ですよね。ですので、50分の授業の中に、その子が何分集中しているのか、時間を測ったり、10分画面越しに話をしたら、15分集中タイムを作ったり、その後に発表の時間を作ろうとか。これはオンラインじゃなくても、今のリアルな授業でも同じですよね。

そういうところを研究しながら、これからの子供たちにとってどういう学びが良いのかということを、我々が一つの形を作っていきたい。 そして先生方にも参考にしてもらい、工夫してもらいながら、新しい学習スタイルを作っていきたいですね。

ありがとうございます。藤澤様はサツドラHDにも在籍されていらっしゃいますよね。

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サツドラHDでは、社長直轄グループのインキュベーションチームで地域連携コーディネートもしています。 来年創業50年でして、「ドラッグストアビジネスから地域コネクティッドビジネスへ」をビジョンに掲げています。
サツドラHDはサッポロドラッグストアーを中心として、EZOCA(地域共通ポイントカード)事業を行っている株式会社リージョナルマーケティングやレジPOSを開発しているGRIT WORKS 株式会社等、色々な会社が集まっています。

4年後の2025年には北海道では5,000人以下の人口になる町が半分と言われています。この数字は、住民基本台帳上での数値ですので、実態数ではもっと少ないですよね。
住民票を残して出稼ぎなどに行く場合もありますし、住民票を残したまま、高齢の方が都市部の施設に入っている場合や入院している場合もあるでしょう。実態人口でいえばもっと低くなり、実体経済はもっと下がると思います。

ですので、北海道をどうやって元気に、どうやって地域を活性化するかということを合わせて取り組んでいかないと、従来のビジネスだけでは成り立たなくなっていきます。
人口規模でいうと、小売業界では、5,000人が一つの目安と言われていますので、それ以下ではなかなか成り立たない状況で、学習塾なども同様に言われていますね。
これを切ってしまうと、いろいろな産業が成り立たなくなっていく。

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2025年までには日本全体でも高齢化社会に進んでいき、人口減少が進んでいきますし、IT人材が足りなくなっていきますので、人の奪い合いもすでに始まっています。 一方でデジタル庁が創設され、DXもどんどん進んでいきますよという状況になっていますので、ドラッグストアだけでは、やはり成長が難しくなっています。

北海道は課題先進地域と言われていますので、それを我々が解決できれば、それは世界初ですよね。解決するにはどうすればよいのか?というのをここから発信できればいいなと。そのためにこの場所EZOHUB SAPPORO、ハブ構想があります。

札幌だけが良くなってもしょうがないですよね。様々な地域と連携しながら、行政含め、連携協定を結ばせていただき、課題解決に向けて取り組んでいくことで、地域が発展し、そしてサツドラHDの成長発展にも繋がっていくと考えています。

なるほど、サツドラHD様のコンセプト「地域をつなぎ、日本を未来へ。」ですね。ありがとうございました。

北海道からITで未来を変える