株式会社グローバル・コミュニケーションズ様 インタビュー

毎回違ったテーマで会員企業様へインタビュー。

インタビューを引き受けてくださいましたのは、株式会社グローバル・コミュニケーションズ様です。

ITと地域の福祉について、事業のお話を中心に、お話を伺いました。






株式会社グローバル・コミュニケーションズ様へのインタビュー

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代表取締役 社長執行役員 笹谷様




まずは、デジタルペンの製品についてお伺いできますか?

私達はデジタルペンのソリューション、買い物支援業務をやっています。

これは買い物代行なのですが、高齢者の方々との関わりの中で、病気をお持ちの方もいらっしゃいますし、孤独死に繋がる環境の方もいらっしゃいました。
そういった状況から、もっと高齢者に寄り添った事業はできないかと考え、始めたのが配食事業です。

これもまだまだ改善していかなくてはならないのですが、ただ配食をするだけではなく、「見守り」という部分にもフォーカスしていかなくてはなりませんし、食事の支度などの生活支援が必要な方々もいらっしゃると思います。
私達が出来ることってなんだろうか?という「問い」を常に持ち続けて、実践を積み重ねている段階ですね。

デジタルペンソリューションとしては、私達が展開している企業主導型保育事業にも関わっていまして、保育園向けの知育教材の開発も進めています。

なるほど。保育事業についてお聞かせください。

50人弱の会社ですので、20人も30人もというわけではないのですが、それでも、小さな子供を持つ社員はいますので、できるだけ私達の会社で長く働いてもらいたいと考えています。

Uターン、Iターンの求人を募集する際にも、自社がやっている保育園に子供が通えるという安心感も強みになるだろうと思い、はじめました。

また、人手不足で困っているのは当社だけではありませんので、他社さんにも費用は頂かずに提携企業となっていただいています。

保育事業の延長線になるのかもしれませんが、他に子どもに関わる事業は何かお考えですか?

児童発達支援に関わる事業を検討しています。

小中学生対象の放課後等デイサービス、その先には就労支援でしたり、グループホーム等ですね。こういったサービスを通して、一人ひとりの「居場所」を作ることができればいいなと考えています。

例えば、30代40代の障害を持っている方も、その先は50代、60代になって、そして高齢者となります。そういうときに必要なサービスやツールをITで提供する。

そんな大きな枠組みの中で、今できることを少しずつ進めています。

御社は障害者雇用を積極的にされていらっしゃいますよね。

積極的にと言いますか、一緒に働きたいと感じた方が、たまたま障害をお持ちの方だったということですね。
創業して1、2年目くらいに車椅子のスタッフ2名を正社員採用しました。今も働いてくれています。

知人が障害者の就労支援事業をNPOで始めまして、会社として一緒に支援を続けています。

様々な事業を展開されていらっしゃいますが、今後はどのような方向に進みますか?

今はAIだったりIoTだったりがメジャーになっていますが、私達はどちらかというと、そこを目指しているわけではなく、使う方々の半歩前で、一緒に手を携えて生きる。という感覚を大切にしていまして、必要としている人に必要なサービスを提供するのもITの役目だと思っています。

システム開発、ハードウェアの保守、ウェブの制作、パソコン教室などなど、いくつもの事業を展開していますが、どれも社員だったり、外の方々だったりが、こんな事ができますよ!こんな事ができますか?というそれぞれの声に応えていった結果なんですよね。

それが今に繋がっていて、そしてこの先もITで色々な人の背中を支えてあげることができたら、社員にも、困っている方々にも、きっと喜んでもらえるだろうと。

方向といいますか、それが日々の目標ですね。

ありがとうございます。人材に関して、どのような方を求めていらっしゃいますか?

誰かの役に立ちたいという情熱を持った方ですね。生きている実感といいますか、誰かに必要とされているということ、存在意義ですね。

それをこの会社で見つけたいという方に、来ていただきたいです。

ありがとうございました。



株式会社グローバル・コミュニケーションズ様の事業をご紹介させていただきました。

お話には出ませんでしたが、インタビューの中で「人を支えるためのIT」という情熱を感じました。






北海道からITで未来を変える