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会長挨拶

ご挨拶 ~ 2023年度協会テーマ 『デジタルで共につなぐ』 ~

会長写真
 北海道経済は、2020年からの新型コロナウイルス感染症拡大の影響に加え、エネルギーや物価の高騰等により先行き不透明に感じられますが、国の需要喚起策や入国制限の緩和などにより個人消費やインバウンド需要が回復の兆しを見せるなど、一部に持ち直しの動きも見られます。
 一方、北海道のIT産業は、当協会が取りまとめている北海道IT産業実態調査「北海道ITレポート2022」によると、道内IT産業の2021年度売上高が5,086億円と初の5,000億円台に達し、さらに2022年度には5,260億円と推計されるなど、コロナ禍においてデジタル化が進展し緩やかながらも着実に増加しております。


 2023年度はマスク着用の考え方や感染症法の位置づけの変更など、新型コロナウイルス感染症対策の見直しにより社会経済活動の回復が見込まれ、また北海道ソフトウェア協会、日本システムハウス協会北海道支部、北海道コンピュータディーラー協会、北海道マルチメディア協会が統合し北海道IT推進協会となってから20周年を迎える節目の年度となっています。


 今年度はこのような事業環境に対応するため、「世界と再びつながる」、「ITの歴史を振り返り、学び、社会貢献で次世代へつなげる」、「デジタルで企業や社会とつながる」との思いを込め、『デジタルで共につなぐ』をテーマに各種事業を実施してまいります。


 具体的には、IT業界が抱える「人材確保・育成」という最大の経営課題を解決するため、動画などのコンテンツを利用した学内説明会、クラウド関連セミナーなどの人材確保・育成事業に取り組むほか、オンラインマラソン大会などデジタルも活用した交流事業、北のITシーズフェアなどの販路拡大支援事業、海外視察会などの海外ビジネス開拓事業などを積極的に取り組んでいくつもりです。また20周年記念事業として、記念動画の作成や子供プログラミングイベントなども加え、実施していくこととしております。


 当協会は、IT業界に期待される役割を十分認識し、関係支援機関や他の業界団体とも連携を図りつつ、より一層地域に貢献できるよう努力してまいります。
 今年度の事業実施にあたり会員企業はもとより、道内外IT企業をはじめ関係行政機関や各大学、経済団体の皆様、金融機関の皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。


2023年5月
  ⼀般社団法⼈北海道IT推進協会
 会⻑  入澤  拓也

北海道からITで未来を変える