BULB株式会社様 インタビュー

毎回違ったテーマで会員企業様へインタビュー。

インタビューを引き受けてくださいましたのは、BULB株式会社様です。

今回のテーマはクロステックと北海道です。






BULB株式会社様へのインタビュー

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代表取締役 阿部 友暁様




いきなり趣旨の違うご質問で申し訳ありませんが、BULB様の事務所内にある茶室的な趣のスペースが気になっておりまして・・・。

つかみは茶道からですか、今までにない形なので面白いかもしれませんね(笑)茶道は30歳くらいから純粋な趣味として始めまして、今でも週に1回ほど通っています。

茶道のどういったところに惹かれましたか?

そうですね、茶道は和の文化、例えばお花や陶器、和食、和菓子、おもてなしや四季を大事にしていまして、和の総合芸術といわれています。
と、お話すると硬いイメージを持たれるかもしれませんが、実はお茶飲み会的なところがありまして、普段触れることのない層の方と、普段しない会話ができるところが楽しいですね。
主婦の方と晩御飯のお話だったり、食材が最近高いといったお話だったりと(笑)



仕事のミーティングやクライアントとの打ち合わせでも、季節感のある会話ができるようになりましたね。今までは、夏ですと暑いですねくらいでしたが、夏といえば、この和菓子が食べたくなるよねという感じで。



事務所内の茶室では、社員と方とお茶会をされていらっしゃるのですか?

いえ、まだアイディア段階なのですが、出張で札幌に来られた方や、札幌の色々な方を茶道部屋にお誘いして、お茶でも飲んでお話しませんかというようなことをしたいと考えています。
札幌に来て、ミーティングが終わって、飲みに行ってというパターン以外に、のんびり雑談、交流ができる場所にできればと。

なるほど、ありがとうございます。続いて事業内容についてですが、様々なクロステックサービスを展開されていらっしゃいますが、アイディアを考える際に大切にしていることはありますか?

僕の原体験がねとらじなんですが、これなんかは完全なボトムアップのユーザードリブンでやっていました。そういう意味では、どうすれば喜んでいただけるのか、共感してもらえるのかという部分を大切にしているのかもしれませんね。

※ねとらじを2001年に設立。2004年 ライブドア社(現LINE社)に売却

今後のクロステック事業の展開についてお話をお願いします。

技術要素としては、奇抜なものや先進的なものはもう出きっていると感じていまして、既存の産業・業界でIT化できていないところが、その意識を変えるというところに付加価値があるのかなと思います。

テックの業界が培ってきた文化的なものが、カルチャーインプットされていくようなイメージですね。
それがないと生き残っていけない会社がたくさんあると思いますし、それをどうやっていくのかが、挑戦していきたいところですね。



日本の場合、全般的にサービス品質が高く、完成されているものが多いかと思いますが、一方で、インドや中国ですと、ゼロベースで新しい環境を作ってきています。
現状、日本ではインフラなども完成されているので、公共設備やサービスなどで、業界的に困っていませんし儲かっていますから、新しい環境構築という意味では、そこのスイッチングコストが全然違いますよね。だからやるモチベーションが低い。
それが続いていきますと、最終的には外圧に潰されてしまうのではないかと思っています。
これを今後どうするのかというのも、僕たちが考えるべきことの一つです。

キャッシュレス化の遅れも最近は話題ですよね。

そうですね。キャッシュレス化が進んでいる国の現金の信用度も影響していますが、やはり全般的な完成度の高さが日本のキャッシュレス化を遅らせている感はありますね。

クロステック領域から北海道を見ると、どのような魅力が感じられますか?

別プロジェクトで無人レストランをやっていまして、実際に秋葉原に店舗があり自分たちの食品、寿司ブリトーも出しているのですが、このプロダクトを売りに、例えばサンフランシスコなどに行きますと、もう既に無人レストランは考え抜かれていますので、難しい状況になりますが、食品もセットのプロダクトとなると、見え方、見られ方が大きく変わります。

寿司ブリトーって珍しいよね。しかも美味しいねと。ハイテクな鮨を持ってきたぞと(笑)。

それでシステムも売りやすくなっていますし、まるごとフランチャイズ契約でという話もあります。



今後、日本が世界に食いついて行くには、コンテンツしかないかなと思っています。
サブカルのアニメもそうですし、食もそうですし、中身で勝負していくしかないかなと。
システムはあって当たり前のもので、ITで作れるものはほぼコモディティ化していますので、差別化が難しいですよね。



ですので、システムにコンテンツをプラスして、付加価値をつけていくことが求められているのではないですかね。
北海道はブランド力もありますし、そういったコンテンツが豊富だと思いますので、シナジーが期待できるのではないかと思います。

ありがとうございました。



BULB株式会社様をご紹介させていただきました。代表の阿部様が書かれた記事

【“フルリモート&フルフレックス”で売上UP!】元ウフルCTOが教える、成功の鍵は「脱・メンヘラ彼女」

も是非、ご一読ください。






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