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お知らせ
2021.06.22

【プレスリリース】リユースPCをChromeOSに乗せ換え、非営利団体へ寄付 ~子供のIT教育機会を充実させ、未来のIT人材確保へ繋げます~

一般社団法人 北海道IT推進協会(事務局:北海道札幌市、会長 入澤 拓也、以下「当協会」)は、会員企業で使われなくなったパソコンを回収し、Chromebookとしてリユースし、子供の教育支援を行う非営利団体へ寄付する事業を開始いたします。

■導入背景
 当協会の会員企業では、毎年数百台ものPCがリース契約満了、WindowsOSのバージョンアップ対応等の理由で廃棄されています。これまでは、Windowsのライセンスの問題があり、寄付することができませんでしたが、Windowsパソコンを、Chromebookに変えるサービス「CloudReady」を活用し、Chromebookとして、再利用することで、ライセンスの問題を回避し、寄付をできるようになりました。

 また、「CloudReady」を提供する、Neverware社が2020年12月に、Googleに買収されたことにより、今後ChromeOSの新しい更新やセキュリティアップデートが、CloudReadyにも適用され、安心してお使いいただけるようになりました。

 GIGAスクールが始まり、ひとり1台PC時代が幕を開けましたが、家庭環境に応じて、自宅にPCの無い方や様々な事情で、IT教育を受けられない子供たちの教育格差の広まりが懸念されています。そこで、当協会では、子供のIT教育を支援し、未来のIT人材を増やし、北海道のIT産業全体の活性化、北海道Society5.0の実現に向けて、活動してまいります。

 全国のGIGAスクールにおいて、大半はChromebookが配られております。Chromebookの学習コンテンツは今後ますます充実することも考えられ、また、Zoomでのオンライン授業や、Youtubeなどを通じた教育コンテンツの視聴などにも、Chromebookは問題なく活用できるため、本事業を通じて子供たちがITに触れる機会を拡げるとともに、教育機会の充実を図ります。

WindowsからChromeOSに変更後のPC

■寄付の概要

 認定NPO法人Kacotam(北海道札幌市、理事長 高橋 勇造)は、ひとり親家庭の学びの機会格差問題に取り組み、主にひとり親家庭・保護者がご病気の家庭・生活保護世帯の家庭の子どもを対象に学習支援を行っています。当協会では、この度、Kacotamに対し、Chromebook15台を無償で寄付致します。

今後も、当協会の専用フォームより受付、以下の要件を満たす方々に順次寄付をしてまいります。

◆北海道内の非営利団体、社会福祉法人、子供教育を行っている団体等

 寄付に際しては、協会内で選考させていただき、優先度の高いところから順々にお送りいたします。協会事務所まで取りに来てもらうか、別途郵送(有料)となります。

【寄付予定台数】
 各社PCの入れ替え時期により、各企業から寄付されるPCの数が増減しますが、年間300台を目指します。

■SDGsの取り組み

北海道IT推進協会では、令和3年度より、「社会貢献特別委員会」を設置し、SDGsの達成を通じ社会に貢献することを目標としています。

SDGsの取り組み

■一般社団法人 北海道IT推進協会について

北海道内のIT企業・関連団体約170社が加盟する業界団体です。
 所在地:〒060-0002 札幌市中央区北2条西3丁目1-16 太陽生命ひまわり札幌ビル2階
 会 長:入澤拓也 (エコモット株式会社 代表取締役)
 設 立:2003年
 URL:https://www.hicta.or.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】
 事務局担当:佐藤・八巻・西本
 TEL:011-590-1380  MAIL:info@hicta.or.jp

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